知的障害者が連れ回され、1500万円詐欺被害か

 知的障害がある40代男性が、男女数人に大阪市内の飲食店などを連れ回され、代金の支払いとして計約1500万円を現金自動預払機(ATM)から引き出されたとして、準詐欺容疑で告訴状を奈良県警に提出していたことが1日、奈良署への取材で分かった。
 県警は告訴を受理、男女の特定を進めている。

 奈良署によると、男性は2014年8月ごろ、JR奈良駅近くで客引きの女にスナックに誘い込まれた後、代金として約80万円をコンビニのATMで引き出すよう要求され、従った。

 その後も奈良市や大阪市内の飲食店を連れ回され、ATMで出金した計約1420万円を渡したという。昨年10月、氏名不詳の男女数人を告訴した。(共同)

日刊スポーツ [2017年5月1日10時54分]
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