中国高速鉄道の輸出は「紆余曲折」、ベネズエラでは「放棄され放置」=中国報道 2017年5月

 高速鉄道の輸出を積極的に推進している中国だが、これまでの道のりは「紆余曲折」という表現がぴったりだ。

タイとは高速鉄道の導入をめぐってコメと高速鉄道を交換する条件で一度は合意したものの、タイの政変によって合意が流れたことがある。
また、メキシコの高速鉄道計画でも中国の企業連合が落札したが、入札過程に問題があった可能性があるとして中国との契約を破棄し、計画そのものも無期限延期となった。

 また、南米のベネズエラでも高速鉄道の建設計画があり、これも中国が受注していたのだが、原油価格の急落を背景としたベネズエラの経済危機によって計画は頓挫してしまった