新潟市は今月から、JR新潟駅南口広場(中央区)でスケートボード(スケボー)を使うことを禁止した。

スケボーは2020年東京五輪の追加種目に選ばれ、同広場でも若者が遊ぶ姿がよく見られたが、「危ない」「怖い」といった苦情が相次いだことを受けた。
ただ、若者からは「周囲に練習できる環境がない」という声も上がっている。

市は南口広場でのスケボーについて、これまでも自粛を呼び掛けていたが、明確には禁止していなかった。
しかし通行人からの苦情が後を絶たず、管轄する新潟東署には3月だけで24件の通報があった。
広場のベンチなどにはスケボーが原因とみられる傷があり、壁が壊されることもあった。
市中央区建設課は「多くの人が使う広場なので、安全確保を優先した」と禁止した理由を説明する。 

区は1日、広場の看板を立て替えて禁止を周知。
すでに3月からスケボーをしづらくするために複数の突起物を地面につける工事に取りかかっており、今後は歩行者への影響を見ながら、突起物の数を増やしたりベンチに手すりを設けたりすることも検討する。

ただ、若者からは、スケボーを練習できる十分なスペースが市内にないとの声も出ている。
4月上旬に南口広場でスケボーをしていた少年は「車を持っていないから交通の便が悪い練習場には通えない」と訴えた。
江南区の男性(24)も「仕事が終わる時間には練習場は閉まっている。夜も練習できる環境がほしい」と話す。

西海岸公園(中央区)に市営のスケボー練習場があるものの、小さく、夜間は照明がつかない。
万代島(同)にも期間限定でスケボー用施設が設けられたが、撤去されることが決まっている。
中央区のスケートボードショップ「happy skate」の大泉健一店長(43)は「市内には広くて交通の便が良い練習場所がない。
マナーを守っている人のためにも、スケボーを楽しめる環境づくりは大切だ」と指摘する。

市も、練習場の整備を求める声があるのは把握している。
市スポーツ振興課は、整備に向けた具体的な検討はしていないとしたうえで「競技としてのスケボーの会場を整備する必要性は感じている」としている。(佐野寛貴、浜田喜将)

配信 2017年05月06日 12時55分

YOMIURI ONLINE
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