TPPは、「もっと自由に貿易しよう!壁なんて作らずに、自由に行き来しよう!」
って理念で、思想的にはリベラルなもの。

「安倍こべ戦略」がここでも見られる。
民進党などは、「自民党の反対のことを言う」というのが基本政策なので、
どうしても、安倍のリベラル経済政策に対し、保守的・自国中心的な経済政策になってしまう。
有権者もマスコミも学者も、「?????」な状態になってしまう。

安倍は安保政策で積極的なので、日本人はつい「保守的だ」と見られがちだが、
そもそも「最低限度の軍事力を保持し、同盟国と協力を深める」というのは、
本来、右も左も関係ない。当たり前すぎることだ。
どの外国を見ても、「軍事を放棄しよう、同盟を捨てよう」などと主張する左翼はいない。
しかし日本では何故か、「何て恐ろしい!これはタカ派だ、保守政策だ!」となってしまう。
そんな状態で、経済政策で超リベラル寄りになっているので、マスコミなどは「あれ?」と困惑してしまうのだ。