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[ワシントン 19日 ロイター] - 米ワシントン・ポスト紙は19日、関係筋の話として、昨年の米大統領選挙でのトランプ陣営とロシアとの関係を巡る捜査で、捜査当局がホワイトハウス高官でトランプ氏に近いアドバイザーを務める人物に関心を示していると報じた。

同紙は関係筋はこれ以上の詳細は明らかにしていないとしている。

これについて、スパイサー報道官は「トランプ大統領がこれまでに述べているように、大統領陣営と外国団体の共謀は一切なかったことが、徹底した捜査で確認されるだろう」とした。

こうしたなか、トランプ氏がホワイトハウスで行ったロシア当局者との会合で、コミー前連邦捜査局(FBI)長官の解任によって、ロシアによる米大統領選関与疑惑を巡る捜査に絡む「大きな圧力」が軽減されたと語っていたと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が19日、会合の内容を要約した文書に基づき報じた。

NYTによると、トランプ大統領は「FBI長官を解任した。彼は常軌を逸しており、まさに変人だった」とし、「ロシアのためにかなりの圧力に直面していたが、それが取り除かれた」と語った。

同文書は大統領執務室で記されたメモを元に作成されたもので、米高官がNYTに対し読み上げたものという。ロイターは現時点で、NYTの報道の正確性を確認できていない。

これについてスパイサー報道官は「コミー氏は、ロシアの対応への捜査を派手に行い、政治化することで、ロシアと関与し交渉するわれわれの能力に不必要な圧力をもたらした」とした。

2017年 5月 20日 6:11 AM JST