https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00010007-chibatopi-l12

千葉県勝浦市の2016年度のふるさと納税寄付額が、約29億7千万円と
前年度の約20倍を記録したことが分かった。このうち91%の返礼品は
平均より高い返礼率となっていた商品券「かつうら七福感謝券」が占めた。
商品券は2月に廃止を発表したところ、同月だけで約10億円分の駆け込みの
申し込みがあった。

市企画課によると、商品券は昨年4月から取り扱いを開始。1万円の寄付ごとに
7千円分を返礼していた。9月ごろまで申し込みは毎月5千万ほどで推移。
10月に1億円を突破し、12月に約11億円に達した。1月は約1億2千万円へ
減少したものの、2月中旬に取り扱い中止を発表すると申し込みが殺到した。

ふるさと納税の25%が市に残るといい、中学生までの医療費無料化などの
子育て支援や環境保護費に充ててきた。市の担当者は「継続を求める声は
多かった。町への波及効果は大きい」と話し、「感謝券に代わる返礼品を
考えていきたい」としている。

商品券の有効期限は発行から1年。4月末までに市内の店で約6億円分が
使われたという。