障害者を支援する団体に向けた政府の助成を、どういうわけか、UFOについて情報交換する市民団体が受け取っていた。こんな事例が、オーストラリアで発覚した。
所管するポーター社会サービス担当相は、経緯を調べるように指示した。

地元紙オーストラリアン(電子版)などによると、豪政府は、障害者を支援する団体への助成事業をしている。
この事業の対象となった2700ほどの団体の中に「タグラレイクスUFOグループ」という団体も入っており、2013年から計6千豪ドル(約50万円)近くを受け取っていた。

ポーター氏はこの事例を把握していなかったとし「人々の税金を使うのだから、一般的な感覚からは(助成は)理解を得られないだろう」と述べた。

このグループのフェイスブックページによると、豪南東部セントラルコーストに拠点があり、ページのフォロワーは約1100人。
毎月第1日曜日に、UFO関連の情報共有を目的に集会を開いているという。

グループは19日、朝日新聞の問い合わせに「来週中にも声明を出す」と答えた。(シドニー=小暮哲夫)

「タグラレイクスUFOグループ」のロゴ=フェイスブックのページから
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170519004053_comm.jpg

配信 2017年5月20日07時43分

朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK5M4Q6LK5MUHBI01R.html