距離的に地球から最も近い天体(衛星)が月だ。
月までの距離は、約38万km。時速4万kmのロケットでなら10時間で着ける距離だ。
地球外天体研究には最も手頃で尚且つ、その誕生から今日まで地球の兄弟星と言っても過言ではない最重要天体だ。
そして将来の宇宙開発に於いてもまた宇宙ステーション建設、延いては宇宙軍事基地建設に於いても月面基地建設は最重要だ。
一応、米国、ロシア、EU、中国、インド、日本でも月面基地建設構想は持っている。
しかし、各国とも構想だけで実際の建設に向けた道筋は立っていない。
月面基地建設の為の地質調査など殆ど行われていない。

米国、ロシア、EU、中国、インド、日本等の世界最先端の宇宙開発機関は
もっと沢山の月面探査ロボットを送り込んでもいいだろう。
別に、その月面探査ロボットを地球に回収しろ!とまでは言わない。
使い捨ての月面探査ロボットをジャンジャン送ればいい。
しかし、
現在、実際に活動している月面探査ロボットは、ゼロだ。
それが、2017年の人類の宇宙科学技術の現状だ。