人類が(無人機による)月面軟着陸可能な科学技術レベルになったのは、2010年以降だろう。

(2009年6月)
月周回主衛星かぐや(質量:約1,600kg)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%90%E3%82%84
http://www.yanagi.cei.uec.ac.jp/kaguya.html
制御落下(逆噴射)による月面衝突速度:1.7km/s(時速6120km)

(2009年10月)
月探査機エルクロス(LCROSS)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9
このエルクロスの上段ロケット「セントール」(質量:2,249kg)の
月面衝突速度は、時速1万km超

(2013年12月)
月面探査機 嫦娥3号(質量:約3,700kg)
月面降下速度:毎秒1.7km(時速6120km)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AB%A6%E5%A8%A53%E5%8F%B7
http://www.spc.jst.go.jp/news/131202/topic_5_04.html
https://youtu.be/6t-AO3Zhcr8


質量1t〜4tの宇宙機の逆噴射しながらの月面降下速度は、
毎秒1.7km(時速6120km) 、
コレを月の地表付近で速度を0にして逆噴射によるホバリング、
平坦な着地点を選んで軟着陸。
これらが可能な科学技術になったのは
2010年以降だろうなぁ

現在、人類の宇宙科学技術は、やっと月への軟着陸まで可能になったレベルだが、
更に、その着陸機を月面から打ち上げ
地球に帰還なんて(現在2017年の宇宙科学技術では)絶対不可能。
月面から宇宙への脱出速度は、秒速2.378km(時速8560km)。
この推力を出せる(発射台も含めた) ロケット一式を月面に軟着陸させる科学技術は現時点で皆無。
現在2017年の科学技術では、例え900兆円の予算を使ったとしても
月のサンプルリターン、月の石コロ1つ持ち帰る事は、技術的に(有人無人問わず)無理ゲー。

人類が月の無人サンプルリターン可能な宇宙科学技術レベルになるのは、
2025年以降じゃないかな〜
下手をすると2030年以降になるかもね。