JR新潟駅で今月17日、白い杖(つえ)を持った視覚障害者とみられる男性がホームから線路に転落したものの、
近くにいた乗客に無事助け出されていたことが23日、分かった。
数分後に到着する予定だった白新線の普通列車は、ホームの約50メートル手前で緊急停止。男性にけがはなかったという。

JR東日本新潟支社によると、17日午後1時50分ごろ、新潟駅の4番線ホームから男性が線路に転落するのを、
事務所にいた同駅の職員がホームの監視カメラを通じて確認。すぐに無線で電車を緊急停止させる措置をとった。

転落した男性は他の乗客に助け出され、駅の職員に「けがはない」と伝えた後、
そのまま列車に乗って立ち去ったため、名前や連絡先などは不明という。

視覚障害者が線路に転落する事故は全国各地で後を絶たず、死亡者も相次いでいる。
転落を防ぐホームドアは県内では北陸新幹線の上越妙高、糸魚川の2駅だけしか設置されていない。

同支社では駅構内で視覚障害者らを見かけた場合、職員が声をかけてサポートしており、
今後も同様の取り組みで再発防止に努めるという。

新潟駅などでのホームドア設置については「列車によって車両の出入り口の位置が異なるため難しく、
現在は予定していない」としている。

http://www.sankei.com/life/news/170524/lif1705240060-n1.html

別ソース
視覚障害者、線路に転落 駅員が列車止め、無事 新潟駅 /新潟
https://mainichi.jp/articles/20170524/ddl/k15/040/102000c
視覚障害の男性 線路転落写真あり JR新潟駅 列車、直前に緊急停止
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20170523325427.html