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■警察・検察はやりたい放題、裁判所は追認の暗黒司法が進む

「支配層にとって際限なく権限を拡大し、弾圧する武器になる」

 1942年に特高に治安維持法違反で逮捕され、連行された警察署で竹刀でめった打ちされて半殺しの目に遭った千葉・船橋市在住の杉浦正男氏は、
共謀罪の怖さについて日刊ゲンダイのインタビューでこう語っていたが、治安維持法と共謀罪法案は恐ろしいほど似ている。

〈抽象的文字を使わず具体的文字を使用しているので、解釈を誤ることはない〉
〈決して思想にまで立ち入って圧迫するとか研究に干渉するということではない〉
〈無辜の民にまで及ぼすという如きことのないよう十分研究考慮をいたしました〉

 1925年の治安維持法制定の際、当時の若槻礼次郎内務大臣や小川平吉司法大臣はこう説明していたが、
この内容は共謀罪法案に対する安倍の国会答弁とソックリだ。

〈解釈を恣意的にするより、しっかり明文的に法制度を確立する〉〈国民の思想や内心まで取り締まる懸念はまったく根拠がない〉〈一般の方々がその対象となることはあり得ないことがより明確になるように検討している〉(1月の参院本会議など)