http://jp.wsj.com/articles/SB12741019684339324672104583170570698370686

By Alex Frangos, Jenny Strasburg and Liz Hoffman
2017 年 5 月 27 日 15:46 JST 更新
 世界最大ハイテクファンドの投資家たちの立場は決して同等ではない。

 ソフトバンクグループは先週、「ビジョン・ファンド」を華々しく発足させた。その投資家にはサウジアラビアやアブダビの政府系ファンド、ハイテク最大手の一部などが名を連ねている。

 ところが、事情に詳しい関係者によると、調達総額930億ドル(約10兆円)の内約390億ドルは、年間配当が支払われ、リターンに上限がある優先株がその投資家に割り当てられる。

 これまで報じられてこなかったその仕組みでは、ソフトバンクは他...