秋田県仙北市田沢湖玉川の国有林で、クマに襲われたとみられる女性(61)が死亡した事故を受け、現場周辺の国有林を維持管理する「市普通共用林野運営協議会」が、タケノコ採りに訪れた人から集めていた入山料を、6月から徴収しないことを決めた。

 事故後、市が現場周辺への入山自粛を呼びかけていることとの整合性を取るためという。

 市や地元住民らでつくる同協議会は、例年タケノコ採りがピークを迎える6月頃、玉川地区の林道2か所に徴収員を配置し、1回の入山につき1人当たり1000円を徴収してきた。同地区の国有林のうち約1万5700ヘクタールを維持管理するためで、徴収した入山料は林道の整備費などに充ててきた。

 協議会は29日、市内で緊急の会合を開き、6月から予定していた今季の徴収見送りを決めた。事務局の担当者は「料金を徴収したら入山を許可したことになり、矛盾が生じる」と徴収取りやめの理由を説明している。

 一方、事故を受け、地元の猟友会メンバーらは30日、被害の拡大を防ごうと、国有林の事故現場近くにクマ捕獲用のオリを仕掛けた。

2017年05月30日 13時03分 読売新聞
http://sp.yomiuri.co.jp/national/20170530-OYT1T50050.html?from=ytop_main7

http://yomiuri.co.jp/photo/20170530/20170530-OYT1I50017-1.jpg

★1) 5月30日(火) 13:20:53.27
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