鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽三丁目)が運営する飲食店「レストランベイサイド」で、
小麦と乳製品が使われたカレーを食べた二歳の女児が食物アレルギーを発症していたことが三十日、
水族館への取材で分かった。

アレルギーに配慮していることを示す「アレルギー対応」とメニューに表示していたにも関わらず、
アレルギーの一部原因となる小麦と乳製品がカレーに含まれていた。
女児は一時的な呼吸困難となったが現在は落ち着いているという。

同館によると、女児は今月二十八日、愛知県から母親と二人で来館。
昼食にカレーを食べて、アレルギーを発症したという。
女児は呼吸困難やじんましん、顔の腫れなどの症状があり、母親が伊勢市内の病院に搬送した。
女児の呼吸は落ち着いたものの顔の腫れや下痢などの症状が残っているという。

女児が食べたのは「ワニカレー」というメニュー名のカレー。
同館では春の大型連休(ゴールデンウイーク)まで、このカレーについては低アレルギーのルーを使用していたが、
今月八日から小麦や乳製品を含む通常のルーに切り替えたという。
しかし、「アレルギー対応」の表示は残したままだった。
同館は成分を確認するため、このカレーの販売を中止している。

同館は二十九日に母親に直接謝罪した。
公式ホームページで経緯などを掲載。

担当者は
「ご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。
 今後、アレルギー物質や対応を学ぶ教育を徹底し、販売と管理体制を強化していく」としている。

以下ソース:伊勢新聞 2017-05-31
http://www.isenp.co.jp/2017/05/31/3864/