6月6日 22時38分

安倍総理大臣が中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」について、国際社会のルールに沿った形で実現に向かうことに期待を示したことについて、中国外務省は歓迎の意を示し、「両国がともに発展するための新たなプラットフォームになる」として協力を呼びかけました。

安倍総理大臣は5日夜、アジア各国の政財界の代表らが出席した国際会議で講演し、中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」について、「洋の東西、そして、その間にある多様な地域を結びつけるポテンシャル=潜在力を持った構想だ」などと指摘し、国際社会のルールに沿った形で実現に向かうことに期待を示しました。

これについて、中国外務省の華春瑩報道官は6日の記者会見で、「われわれは、日本が中国とともに一帯一路という枠組みのもとでの協力を検討することを歓迎する」と述べました。

そして、「一帯一路は、両国にとって相互に利益のある協力を実現させ、ともに発展するための新たなプラットフォームやモデルケースになると考えている」と強調し、協力を呼びかけました。

一方で華報道官は「日本が、両国関係を改善したいというこうした態度の表明を政策や行動の中で確実に実行に移すことを望む」と述べて、安倍政権の対中政策を慎重に見極めていきたいという考えも示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170606/k10011008711000.html

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