【私の仕事】ヨドバシカメラ・高澤氏「お客さまが納得できるまでお付き合い」 - SankeiBiz(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170609/bsd1706090500006-n1.htm
2017.6.9 06:10

■ヨドバシカメラ・高澤浩二氏 専門知識で納得の家電案内

 家電量販店ヨドバシカメラ(東京都新宿区)の大型店「マルチメディアAkiba」(東京・秋葉原)で家電製品アドバイザーとして、買い物客が品物を選ぶ際の案内役「家電コンシェルジュ」を務める。

 フランス語の「コンシェルジュ」は集合住宅の管理人の意味から転じて、ホテルで観光・交通案内など宿泊客のあらゆる要望に応える総合世話係の職名となった。ホテル以外でも情報や商品を提供する仕事が増えているが、家電コンシェルジュは、家電専門家として、買い物客の要望に沿って売り場を案内して説明し、品物を選んでもらう。

 家電は電子レンジやエアコン、テレビをはじめ種類が多い。進学や就職、結婚で新しい生活を始めるとき「1人で選ぶのは大変で、迷ってなかなか決まらない」人は少なくない。

 女性は冷蔵庫や洗濯機、男性だとテレビを熱心に選ぶ人が多い。1人暮らしで2時間以内、家族だと平均3時間くらいかかるが、「お客さまが納得できるまでお付き合いします」がモットーだ。携帯電話やパソコンなど、さらに専門知識が必要な場合には、その分野に詳しい係員に説明してもらう。

 「新しい機能を持った製品が次々と出てくるので、一つ一つ選ぶとなるとお客さまは大変。スムーズに買い物ができたと喜んでもらえるとうれしい」



【プロフィル】高澤浩二

 たかさわ・こうじ 2001年日本電子専門学校卒。メーカーの販売員として、ヨドバシカメラの千葉、上野、新宿大ガード各店の担当を経て、09年ヨドバシカメラに入社。12年から家電製品アドバイザー。37歳。千葉県出身。