配信先、沖縄タイムス2017年6月11日 09:47
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/101667

 帝国データバンクが8日までに発表した5月の景気動向調査で、沖縄の景気DIが59・9となり、3年4カ月連続で全国1位となった。

前月から3ポイント低下したが、高水準を維持。県内景気は、観光客と人口の増加を背景に消費が好調で、公共・民間とも投資が堅調に推移しており、全8業種で50を超えた。全国の景気DIは46・5だった。

 業種別では、「小売り」が16・6ポイント上昇の83・3と最も高かった。次いで「建設」が67・8、「不動産」と「運輸・倉庫」が各66・7だった。

好景気を受け、年間の企業倒産件数は低水準で推移。3年連続で減少し、2016年は前年比36%減の41件となっている。今年5月は、前年同月と同じ2件で、負債総額は3倍の9600万円だった。

一方、好調が続く中、人手不足や地価上昇などの影響も出ている。アンケートでは「人手不足による営業機会の喪失で売り上げが減少している」「不動産価格が上昇、建築費も上がっており新企画の予算が合わない」との声も挙がった。