都内の飲食店に侵入し現金などを盗んだとして36歳の男が逮捕され、警視庁は怪しまれないようランニングなどをしているように見せかけるため、スパッツを履いて盗みを繰り返していたのではないかと見て調べています。
男は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは東京・板橋区の無職、河野俊信容疑者(36)で、警視庁の調べによりますと、ことし4月、新宿区の飲食店2店舗に相次いで侵入し、レジにあった現金合わせて54万円余りなどを盗んだ疑いが持たれています。
防犯カメラの映像に黒いスパッツを履いた男が写っていたことなどから、警視庁が捜査を進めた結果、河野容疑者が関わったとして、10日夜、スパッツ姿でバールやドライバーなどを入れたバッグを持って外出したところを逮捕したということです。

警視庁によりますと、同じようにスパッツを履いた男による盗みは、去年12月以降、品川区や渋谷区などでおよそ30件、被害額は400万円に上っているということです。
警視庁は、防犯カメラの映像などから、河野容疑者が怪しまれないようランニングなどをしているように見せかけるため、スパッツを履いて盗みを繰り返していたのではないかと見て調べています。

警視庁によりますと、河野容疑者は調べに対し「気が動転して話せません」と供述し、容疑を否認しているということです。

配信 6月12日 15時42分

NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170612/k10011014861000.html