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2017/6/13 20:58

 【ロサンゼルス=佐藤浩実】ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は12日、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の累計実売台数が6040万台に達したと発表した。PS4は発売から約3年半経過するなか、売れ行きは好調を維持している。人気ソフトや仮想現実感(VR)対応ソフトを拡充し、販売ペースが緩むのを抑える。

 世界最大級のゲーム見本市「E3」に先駆けて開いた発表会で新作ソフトを紹介した。「モンスターハンターワールド」は自然のなかでモンスターと戦う人気ソフトで、2018年初めにカプコンが発売する。昨年発売したPS4につないで使うVR機器向けには、ロールプレイングゲーム(RPG)などを追加する。

 据え置き型の家庭用ゲーム機を巡っては、販売台数などでPS4が先行している。ただ任天堂が今年3月に「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を発売したほか、米マイクロソフトも11月に映像表現力を高めた「Xbox」の新機種を投入する。競合が激しさを増すなか、SIEはソフトの拡充で対抗する。