東京・小笠原諸島の自然などを収めた「楽園」シリーズで知られる、写真家の三好和義さん(58)が16日、
西之島が爆発的に噴火する様子を撮影することに成功した。乗船していた客船「にっぽん丸」の船上から、
約2キロ離れた島の噴火の様子を撮影した。

 三好さんによると、船が約1時間、島の周囲を巡る間に数分に1度噴火が続いたという。
噴火すると「ドン」という爆発音が少し遅れて聞こえ、黒い火山灰も降ったという。

 夕暮れとともに溶岩の明るさが際立つようになった。三好さんは「こんな迫力のあるシーンを
撮影できるとは。赤い溶岩で浮かび上がった山の形も美しく、興奮しました」と話した。

 2013年、西之島近くの海底が噴火して新島ができ、その後の活発な火山活動で西之島とつながった。
しばらく活動が収まっていたが、今年4月に約1年5カ月ぶりに噴火。
気象庁は火口から1・5キロの範囲で噴石に警戒するよう呼びかけている。

朝日新聞デジタル 6/17(土) 0:29配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000004-asahi-soci
画像 夕闇のなか、赤く輝く溶岩片を噴き上げる西之島=16日午後7時15分、東京・小笠原沖の客船「にっぽん丸」から、写真家・三好和義氏撮影
https://amd.c.yimg.jp/amd/20170617-00000004-asahi-000-2-view.jpg