四国地方整備局などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会は17日、四国の水がめ、早明浦ダム(高知県)の貯水率が少雨で低下していることを受け、第1次取水制限を徳島、香川両用水で開始した。取水制限は今年初めて。昨年は8月9日に開始している。

 整備局によると、17日午前0時の貯水率は平年値の85・4%を大幅に下回る62・0%。協議会は60%程度を目安に取水制限に入るとしていた。供給量の削減率は徳島用水で14・0%、香川用水で20・0%。

 ダム上流域は四国地方が梅雨入りした7日以降も降雨が少なく、貯水率が低下し続ければ削減率を拡大する第2次取水制限を検討する。

2017年6月17日 10時13分 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017061701001160.html