こんな明白なネタまとめを待っていたw

内閣支持率低下より著しい、加計問題「マスコミの質の劣化と低下」
これこそ、民主主義の危機ではないか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52049?page=2
番組では、筆者が加計学園問題の経緯を話し、(これまで何度もこのコラムで説明してきたが)あの「文科省文書」が書かれる以前に、
文科省と内閣府の事務方の協議は終了していること、その後に、文科省文書の中で「総理の意向」なる文言が出てきたが、それは文科省内の言い訳にすぎないことなどを指摘した。
その前提として、2015年6月の閣議決定の中、特に獣医師の需要見通しについての「挙証責任」は文科省にあることを指摘した。これも、本コラムで何度も繰り返してきたことだ(念のために繰り返しておくと、
将来的に獣医師の数がどれぐらい必要かという見通しについては、文科省にその予測を立てる責任がある、ということだ。是非、過去のコラムも参考にされたい)。
これに対して、寺脇氏は、筆者のいうとおりに「文科省に挙証責任があれば、これまでの内閣府の行動は納得できる」とした上で、文科省の意見として「挙証責任は文科省の側にはない」といった。これは前川氏が記者会見で述べたことと同じである。
もう少し番組で時間が与えられていたならば、挙証責任の件は通常、許認可官庁が負うことについて指摘し、寺脇氏の意見は簡単に論破できた。ただし、時間が限られていたため、議論はそこまでは及ばなかった。
加えて、筆者は鈍感な性格なのであまりに気にならなかったが、番組を観ていた人の指摘では、メインキャスターが私やコメンテーターの発言をかなり遮っていたようだ。
ちなみに、同番組に出演していたコメンテーターから、CM中に「なぜ、加計と同じく獣医学部の申請をして却下された京産大は、国を訴えないのか」と筆者に聞いて来た。
これに対して、「もともと獣医系団体からの政治力学が働いたため、一校しか新設できなくなってしまった。今回は加計の方が申請が先だったので加計になったが、次は京産大にも認可がおりるだろうから、
今は波風をたてないほうがいいと判断したのではないか」と答えたら、納得して、その質問は番組中にはしてこなかった。CM中の短い時間を活用して、次の展開を組み立てているのには感心した。テレビ業界で生きている人は賢いものだ。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52049?page=3
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これをみるとよく分かるはずだが、2016.3.31の時点で、閣議決定の宿題(この時点までに、文科省は需要予測について出すように求められていた)ができず、
文科省の「負け」が決まり、「泣きの延長」となった2016.9.16時点でも予測を出せずに完敗。ここまでが課長レベル交渉だ。

その後に「総理の意向」という例の文科省文書が出てきているのだが、何度も言うように、すでに決着がついた問題に「総理の意向」が働くことなどありえない。獣医学部の新設で事態は動いていたものの、
獣医系の団体から「新設は1校」と政治的働きがあったため、そこで以前から申請していた加計学園の一校に決まり、京産大は次回に認可される期待をもって辞退した、という簡単な話である。