本質って行政の財源不足じゃないのかね


獣医師の需給見通しの評価
1 活動獣医師総数からみた需給見通し
(1) 平成18年末現在での需給バランス
活動獣医師総数からみた場合、平成18年末時点での活動獣医師総数31,517人に対し、各分野別の獣医師需要の総計が32,887人と総体として1,400人程度需要が供給を上回っている。
(2) 2040年までの需給バランス
今後2040年までの活動獣医師の供給総数は、新規参入する女性の割合が、
A 現在のレベルで一定
B 2021年までに50%まで上昇するケース
のいずれにおいても、今後の獣医師の需要総数(上位、中位、下位)を下回っている。
特に犬猫1頭当たりの年間診療回数が今後上昇する場合(中位、上位推計)においては、2020年以降それぞれ3,500人から5,500人程度需要が供給を上回ることとなる。

分野別獣医師数からみた需給見通し
(1) 産業動物獣医師の需給見通し
現状における需給バランス
2006年末時点での産業動物診療分野における活動獣医師総数、4,180人に対し、家畜の飼養頭数等からみた必要獣医師数は3,566人であり、供給が需要を600人程度上回っている。
2040年までの需給バランス
今後、2013年頃に産業動物獣医師の供給は需要を下回ることになり、2025年時点で700人程度、2040年には900人程度の不足となることが見込まれる。

公務員分野での獣医師需要の見通し
(1) 畜産分野
畜産分野における公務員数は、平成18年現在3,582人であり、おおむね3,500人から4,000人弱で一定している。
今後は、行政のスリム化により公務員の定員増は見込みにくいことから、3,500人で一定であると仮定した。
(2) 公衆衛生分野
公衆衛生分野における公務員数は、平成18年現在4,863人であり、4,500人から5,000人弱で一定している。
今後は、動物由来感染症対策への需要の高まり、食品の安全性確保等を背景に業務量の増加が見込まれるものの、畜産分野と同様に、行政のスリム化により公務員の定員増は見込みにくいことから、4,800人で一定であると仮定した。