覚醒剤9キロ密輸容疑で逮捕
7億円相当、中国へ逃亡7年
共同通信:2017/6/26 21:27
http://www.47news.jp/CN/201706/CN2017062601002052.html

 2010年9月に台湾から覚醒剤約9キロ、当時の末端価格で約7億円相当を密輸したとして、警視庁組織犯罪対策5課は26日、
覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、元暴力団組幹部で住所不定、職業不詳清瀬一朗容疑者(64)を逮捕した。

 組対5課によると、清容疑者は10年9月に中国へ逃亡していた。
捜査協力を要請していた現地当局が今月20日ごろ、中国・青島で発見し、不法残留で身柄を拘束。
国外退去処分になり、引き渡しを受けた警視庁が成田空港へ移送中の機内で逮捕した。

 組対5課は、清容疑者が中国や台湾からの覚醒剤密輸事件に多く関与した「密売人の大物」の疑いがあるとみて、詳しい役割や経緯を調べる。

 逮捕容疑は10年9月、国際郵便で台湾から相模原市の建設会社宛てに覚醒剤を発送し、密輸した疑い。

 組対5課は10年9月〜11年4月、今回の密輸事件に関わったとして、受け取り役ら5人を、覚せい剤取締法違反などで逮捕。
うち3人は既に有罪判決が確定し、服役している。

 清容疑者は10年9月、受け取り役が逮捕された直後に中国へ逃亡。
5人の取り調べなどから、指示役として清容疑者が浮上し、覚醒剤密輸の中心的人物として行方を追っていた。