https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170510-00000039-dal-ent
庄司智春、胃の中に8匹ものアニサキス 胃の中血だらけ 医者も驚く

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170609-00000061-natalieo-ent
寄生虫8匹が腹の中で大暴れ“アニサキス界のカリスマ”庄司智春が悪夢を回想

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-00000014-it_nlab-life
アニサキス症の報道に鮮魚店から悲鳴 「アニサキスは処理してます」
訴えた漫画が話題に 研究者の見解は

「ここひと月というもの、魚の生食商品の売り上げがガッツリ落ちて大変
困っています」――。5月からメディアで取り沙汰されている魚の寄生虫症
「アニサキス症」について、ある鮮魚店従業員さんの漫画がTwitterで注目
を集めています。

 泉さんは魚売り場に立ちながら、アニサキスが増えているから魚の生食
商品は買わない方がいいと話すお客さんを一日に何度も見かけるそうです。
普段なら売れるはずの魚も試食すら動かず、加熱済みでも「生食用」とい
うだけで避ける人も。売り上げの低迷は市場の魚価にまで響く始末。調べ
たところ、アニサキス症に関する番組や記事のほとんどは「アニサキス被
害件数、十年前から二十倍に増加」から始まり、その症状の過激さを強調
するものばかり。「お客様は魚避けるわな」と納得します。

 しかし患者数の急増は、2012年に食品衛生法が一部改正されたことが
一番の要因だと泉さんは訴えます。この改正は、医療機関にアニサキス症
を治療するたび保健所へ報告することを義務付けたもの。厚労省の数字が
急増したのは潜在していたアニサキス症患者が報告義務によって表面化
したのが大きく、「ここ数年でリスクが飛び抜けて高くなったわけではな
い」と主張します。

 もともと鮮魚店にとってアニサキスは「会わない日はないくらい」メ
ジャーかつ古くからいる寄生虫で、普段から十分注意して魚を扱ってい
るのだとか。寄生率も魚の種類によってかなり偏りがあるらしく、サバ
や天然サケといったほぼ確実にいる魚はそもそも生食で出していないそ
うです。

●研究者の見解 「統計は氷山の一角、注意すべき」
「患者の数が増えている印象もある」と、その全てが法改正によるもので
はないとも。

 「近年はコールドチェーンの進歩によって、遠方から鮮度の高い魚が運ば
れるようになりました。おかげで東京や大阪でもサラリーマンが入るよう
な居酒屋や回転寿司屋で、これまで生食してこなかった魚を刺身などで食
べる機会が増えており、同時にアニサキス症にかかる人も増加しているの
では」

 それよりも問題なのは、2016年度の患者数133人という数字は「氷山の
一角にすぎない」ところ。厚労省が発表しているのは病院が保健所に報告
した数。研究所では病院のレセプトデータから拡大推計した結果、実際の
アニサキス症患者は年間7000人ほどいると推測しています。
「そもそももっと多発しているはずのアニサキス症に、世間は引き続き注
目していくべき」と訴えます。