ウェブサイト制作の職業訓練を実施する「メディアクリエイト」(東京都豊島区)が約3億5100万円の所得を隠し、約8800万円を脱税したとして、東京国税局は同社と代表ら2人を法人税法違反の疑いで東京地検に告発し、3日発表した。

 発表などによると、告発された2人は、橋本一星代表(43)と経理を担当する別会社の河合滋役員(55)。同社は2014年9月期までの2年間、河合役員が管理する会社にうその請求書を作らせ、架空の販売手数料を計上。所得を少なく見せかけた疑いがある。資金は関係会社への貸付金に充てていたという。

 同社は、ウェブクリエイターやグラフィックデザイナーを養成する職業訓練を実施。受講人数などに応じて、国からの奨励金を受け取っていたとされる

2017年7月3日20時26分朝日新聞
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