よく昔からドラマなどで見る、両親や仲人などを介する古典的な「お見合い」は、今ではどれくらい行われているのか。
そして昨今の「お見合い」のスタイルや成婚の度合などを探ってみた。

■「お見合い」の現状

男女が結婚を目的とし、仲介者を介して顔合わせをする「お見合い」。
国立社会保障・人口問題研究所が行った2015年の調査結果によれば、お見合いや結婚相談所で出会って結婚した「見合い結婚」は、戦前には全体の7割を占めていたものの、年々下降し、1960年代末には「恋愛結婚」と比率が逆転。

1990年代からは1割を切り、2015年には5.5%にまで落ちている。
すでに見合い結婚は一部のわずかな層で行われているものとなっているようだ。
このお見合いについて実状を知るべく、婚活アドバイザーである銀座アヴニールのメインカウンセラー岩下ゆり香さんに聞いてみた。

「弊社では月に50〜70本のお見合いがございますが、いわゆる『仲人やご両親を含めた個室でお食事をしながらの古典的なお見合い』はまれで、ほとんどございません。
昨今のお見合いは、『シティーホテルのラウンジ喫茶で、お二人で1時間〜1時間半程度、お茶を飲みながら歓談』という、あくまで第一印象を確かめる雰囲気のものがほとんどです」

■古典的なお見合いが廃れた理由

なぜ両親や仲人からの古典的なお見合いが少なくなったのか。岩下さんは次の3点を理由として挙げる。

1.個人情報開示を避ける時代になった
「個人情報を重要視する時代になり、お見合い前に、個人を特定できる情報開示を避けるようになったことがあると思います。
今はお見合いの際、個人を特定できる情報開示はしないのがトレンドです」

2.親や親戚・上司からの紹介が面倒に
「親や親戚、上司等の紹介など、しがらみの中での紹介がわずらわしく面倒と思うようになったこともあるでしょう。
女性も仕事を続けたいことや、お断りしにくいなどの個人主義の背景があるかと思います」

3.結婚の決め手は条件よりフィーリング・相性が重要に
「たとえお見合いとはいえ、条件至上主義ではなくなり、『異性として好きになれるか?』や『お互いのフィーリング』や『相性』が、結婚を決める上で一番重要になったこともあると思います」

しかしながら、古典的なお見合いは廃れたとはいえ、「シティーホテルのラウンジ喫茶で二人きりで歓談」といった今風のお見合いはむしろ増えているという。

「古典的なお見合いはなくなりましたが、昨今のお見合いは増えています。
お見合いは、条件をバックボーンと考え、生活スタイルが合うかどうかの判断材料になることと、身元が確かである安心感が得られるからかと思います。
いわゆる『お見合い恋愛婚』です」

■お見合いと婚活パーティーとではどちらが結婚に至りやすい?

では新旧ともに「お見合い」というスタイルと、今さかんに行われているという「婚活パーティー」とでは、どちらが結婚に至りやすいのか。
岩下さんは次のように答える。

「圧倒的にお見合いです。
出会いや交際に至る数はパーティーのほうが多いと思いますが、最終的に結婚に至る確率が高いのはお見合いです。
これは参加者の結婚に対する確度の違いによるものが大きいと思います」

http://i.imgur.com/XQMqFHE.jpg
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http://www.excite.co.jp/News/smadan/20170704/E1498534365531.html
http://www.excite.co.jp/News/smadan/20170704/E1498534365531.html?_p=2

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