>>55

『保育園落ちた、日本死ね』論争は“前提”が間違っています。 
日本を貶めたい勢力の真の狙いとは?

『 なんなんだよ日本。 何が少子化だよクソ! まじいい加減にしろ日本。』
・・・子育て中の母親が口にしたとは、にわかに信じがたい言葉が並んでします。


国会でも取り上げられましたが、自治体で福祉に取り組んでいた立場からすると、
この論争は、  「前提条件」  が  “間違っている”  と言わざるを得ません。

      このブログを書いた母親やそれに同情を寄せる人々は・・・、

      “保育所”は 「誰もが利用できるのが当たり前」  のサービス、
      「利用する権利がある」  と思っているようです。


    しかし、  それは  “大きな間違い”  です。
    保育事業は 「福祉施策」 です。 では、そもそも “福祉” とは何か?

    福祉施策とは、自力で普通の暮らしを営むことができない人に対して、
    『税金』  を使って  “支援”  することを言います。


障害者福祉、低所得者福祉、高齢者福祉、・・・そう考えるとしっくりくると思います。
皆さんが収めた“税金”を使って支援することには、ちゃんと“理由”があるのです。

保育事業は、 「本来ならば家庭で保護者が子育てをする」  という大前提の上で、
“何らかの理由” で 「子供を保育することができない家庭」 を支援する施策です。

病気やけがで育児ができない状態や、片親でどうしても働かなければいけないなど、
“理由”  がある家庭を、  「税金」  を使って  “支援”  するものです。


かつて“児童福祉法”には「保育所は保育に欠ける児童を対象」と明記されてました。
(現在は、“児童福祉法改正”により「保育を必要とする」という文言に代わっています)

ですから、保育所に入るには入所基準があり、其々の家庭の状況に応じて点数化され、
両親が揃っている家庭よりも片親の方が点数が高く、高所得者は点数が低くなるのです。
こうした公平な選考により、入所できる児童が決まります。

   自分で何とかできる部分は、自分でやらないことには、社会は成り立ちません。
   何でも “税金” に 「おんぶと抱っこ」 では、日本は潰れてしまいます。
   『自助』 ⇒ 『共助』 ⇒ 『公助』 の順番を、間違えてはならないのです。


「子育ては母親がするのが一番」と、昔だったら当然の考えが、今、大勢から非難され、
長年培った価値観が急速に壊され、左派の世論操作により国民が誤った方向に導かれる。

子供を家庭から引き離し『全女性の労働参加』『家族解体』の為に“育児の社会化”という、
ソ連が共産体制で“失敗”した『マルクス主義』モデルが21世紀の日本で実践されています。

      【『日本のこころを大切にする党』所属 前衆議院議員 杉田 水脈】

    『杉田水脈のなでしこリポート』 〔『産経新聞』2016年7月4日〕
    http://www.sankei.com/smp/life/news/160702/lif1607020002-s1.html
    https://www.youtube.com/watch?v☆=6sOYS2AnhLM      (42253)
.