2017.7.5 10:00
http://www.sankei.com/life/news/170705/lif1707050027-n1.html
千葉県病院局は4日、平成28年度に発生した医療事故などの報告状況を公表した。千葉県がんセンター(千葉市中央区)で医療事故が相次いだことなどを受けた措置で、ヒヤリ・ハットなどの事例も含め、包括的に医療事故を発表するのは初めて。28年度は20件の死亡事故を含む計7622件が報告された。
県立病院では、県がんセンターで腹腔鏡手術を受けた患者が相次いで死亡。その後も乳がん患者の検体取り違えなどの医療事故が続くなどした。県病院局は今年1月、「県立病院における医療上の事故などの公表基準」を制定。県民の信頼度向上に向け、医療の提供過程で起きた事故について、ヒヤリ・ハットから死亡・永続的な後遺症につながった事故まで県立6病院に報告するよう求め、その結果を公表することにした。
28年度については、ヒヤリ・ハットや簡単な治療を要した「インシデント」に分類される事故が計7536件。死亡事故20件や重大な治療が必要となった「アクシデント」に分けられる事故計86件が報告された。原因別では投与量の間違えなど薬剤に関するものが2548件で最も多かった。
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