NASAは今年9月、火星での使用を見込んだ原子炉のテストに入る。英紙インデペンデントが報じた。

小型原子炉は「Kilopower」プロジェクトの一環で作られる。標準的な装置の発電量は10キロワット。高さは2メートル以下。

8人の宇宙飛行士の住む火星基地のためにはこのような原子炉が4台必要だと見られる。同装置は、太陽光がない場合にエネルギーを供給するためのもの。NASAがパートナー2社と共同で行っている同プロジェクトには1100万ドルの予算が充てられた。

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この、ピアノと同じくらいのサイズの原子炉の安全稼動の鍵は、この原子炉で主に用いられるのが、温度上昇に耐え切れない、ジルコニウム水素化物であることだ。であるから、もし原子炉が予定外の動きをしたならば、ジルコニウム水素化物は臨海値まで熱せられ、ジルコニウムと水素に分裂する。その後、ウラン分裂は自然な形で終了する。

https://jp.sputniknews.com/incidents/201707053844446/