千葉大学は3日、高校卒業前に大学に進学できる「飛び入学制度」を理学部生物学科で導入すると発表した。
入学1年目から生物学の専門的なフィールドワークに参加させるなど独自のカリキュラムを設ける。

生物に高い関心を持つ若者を呼び込み「将来は研究者を目指す人材を発掘したい」(千葉大先進科学センター)という。
飛び入学は千葉大が1998年に全国で初めて導入し、現在は工学部や理学部、文学部などで採用。合計68人の卒業生を輩出している。

生物学科でも2019年2月の入試から飛び入学を取り入れる。国際生物学オリンピックをはじめ、生物分野の学生向けコンテストで上位に入賞した実績も合否判定に加味する。
飛び入学の学生は1年次から生物学科の研究室を順番にまわり、最新の研究を体験する。少人数制の授業や海外研修も特別に用意し、研究者としての資質や能力を早くから鍛える。

配信 2017/7/4 7:01
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO18421300T00C17A7L71000/