警視庁は6日、さいたま市の50代の女が6月に赤羽署や同署の交番を計3回訪れて「夫を殺した」と申告したのに、
事実確認をしないまま帰宅させていたと発表した。女は同月15日、埼玉県警に死体遺棄容疑で逮捕された。
同庁は「不適切だった」として関係者の処分を検討している。

 同庁刑事総務課によると、女は6月9、10日、3回にわたって赤羽署赤羽駅前交番や同署などを訪れ
「夫を殺した」と申告したが、対応した警察官らは、女の話にあやふやな点があったことから、
一貫性がない虚言と判断していたという。

 女が同11日に東京都内の病院に入院した際、同様の申告をし、病院が110番したことで女は逮捕された。【春増翔太】

毎日新聞2017年7月6日 11時48分
https://mainichi.jp/articles/20170706/k00/00e/040/281000c