警視庁は、指定暴力団住吉会系組員の間瀬伴紀容疑者(32)=埼玉県坂戸市花影町=を銃刀法違反(加重所持)の疑いで現行犯逮捕し、10日発表した。
「自分のものではない」と容疑を否認しているという。

間瀬容疑者の家には過去3回、拳銃が保管されているとの情報を元に警察が家宅捜索したが、一度も見つかっていなかった。
今回は火薬などのにおいに敏感な同庁の警察犬「ムーンロケット号」が家の床下に隠されていた拳銃や実弾を探り当てた。

組織犯罪対策5課によると、間瀬容疑者は7日、自宅の床下に32口径の回転式拳銃1丁と実弾5発を所持していた疑いがある。

ムーンロケット号は雄のラブラドルレトリバー。銃器と薬物の両方を捜索できる。7日は2階建ての間瀬容疑者宅で、休憩を挟みながら1時間以上かけて1部屋ずつ丁寧に捜索。
1階の台所で、床下収納のふたの境目をクンクンと念入りにかいだ末、すっと座り込んで捜査員を見上げた。

座り込むのは、「何かが見つかった」際のサイン。捜査員が床下収納のふたを開け、さらに収納をとり外したところ、拳銃と実弾が見つかったという。

薬物も銃器も捜索できる警察犬のムーンロケット号。愛称は「ロック」
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http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170710003427.html
日々訓練に励んでいるムーンロケット号。=東京都板橋区の警察犬第一訓練所で
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配信 2017年7月10日17時39分
朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASK7B44ZFK7BUTIL023.html