【チェンナイ(インド東部)時事】海上自衛隊と米国、インドの両海軍が参加する合同海上演習「マラバール」が10日、インド東部チェンナイ港で始まった。
訓練を通じて連携を深め、インド洋への進出を図る中国をけん制するのが狙いだ。

中国の台頭を懸念するオバマ前米政権が構築してきた日米印3カ国の「本物の実践的な安保協力」(カーター前国防長官)の体制は、トランプ政権になってからも継続することになる。
海自はヘリコプター14機を搭載可能な最大の護衛艦「いずも」を初めて派遣し、護衛艦「さざなみ」と合わせて隊員約700人が参加。

また、米空母「ニミッツ」のほか、インド海軍唯一の空母「ビクラマーディティヤ」も初めて加わる。
10〜13日はチェンナイ港内、13〜17日にはインド東方沖で訓練を実施。実弾射撃を含む対空戦、対水上戦、対潜水艦戦の訓練を行う。

配信(2017/07/10-14:36)
時事ドットコム
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