記録的な豪雨となった大分県日田市の避難所に災害医療を専門とする看護師が11日から5日間、24時間態勢で派遣されることになり、早速被災者に熱中症や食中毒の予防などを呼びかけました。
日田市の避難所に派遣されたのは、災害医療の専門的な研修を受け、「災害支援ナース」として登録されている5人の看護師です。
一行は11日、日田市の福祉保健センターを訪れ、市内の避難所の状況などについて、地元の保健師から詳しい説明を受けました。この後、二手に分かれて市内の避難所に移動し、このうち、60人余りが避難している大鶴地区の公民館では、施設の担当者に調理場やトイレなどの衛生環境について聞き取りを行いました。
そのうえで、避難所にいるお年寄りなどに一人一人声をかけて健康状態を確認したうえで、熱中症や食中毒などに注意するよう呼びかけていました。
看護師たちは今月15日までの5日間、市内2か所の避難所に24時間態勢で常駐し、健康状態のチェックや、避難所の衛生管理などにあたることになっています。
看護師の溝部公洋さんは、「気温が高い時期なので、熱中症や食中毒などを予防し、少しでも安心して避難所で過ごしてほしい」と話していました。
7月11日 21時36分