宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)は、国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙飛行士の作業を撮影するボール型ロボットを開発した。

 ロボットは直径15センチの球形で、カメラを内蔵。地上から遠隔操作して、飛行士の近くを浮遊しながら作業を撮影する。

 地上で作業の様子を把握するため、これまでは宇宙飛行士が自分でカメラを固定して撮影するなどしていたが、こうしたカメラの準備が飛行士の負担となっていた。ロボットを使うことで、宇宙飛行士の手間を減らし、本来の実験作業に使える時間を増やす狙いがある。

 今年6月には、試験機二つをISSの日本実験棟「きぼう」に送り、外国人宇宙飛行士からの評判も「かわいい」と上々だという。

http://yomiuri.co.jp/science/20170715-OYT1T50096.html
ボール型ロボット
http://yomiuri.co.jp/photo/20170715/20170715-OYT1I50040-1.jpg