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記録的な豪雨で被害を受けた福岡県東峰村の伝統工芸品「小石原焼」の窯元を支援しようと、県内のほかの伝統工芸品の職人らが集まり、土砂などを撤去する作業に当たりました。

今月5日の豪雨では東峰村の伝統工芸品「小石原焼」のおよそ50ある窯元のうち、10か所ほどに土砂が入り込むなどの被害が出ています。

このうち、人の胸の高さほどまで土砂が流れ込むなど、特に大きな被害が出た「原彦窯元」には、福岡県の伝統工芸品の一つ「博多織」の職人ら10人ほどが一般のボランティアとともに集まり、復旧作業を手伝いました。

職人らは、陶器を焼くための窯や作業場に流れ込んだ土砂をスコップでかき出したり、埋もれた皿を掘り出して洗ったりしていました。

作業に当たった博多織工業組合の讃井勝彦副理事長は「同じ伝統工芸品を作る仲間として居ても立ってもいられず、助けに来ました。窯元が元どおりになって、小石原焼を焼けるようになってほしいです」と話していました。

7月17日 16時57分

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