これまた論点のすり替えだろ。
前の状態が不正だったから今回の政策は正しいとする印象操作に過ぎない。
前がどのような状態と考えていようが、「行政手続きが歪められた」という
指摘に対する正当な回答にはならない。
これは、仏像を盗んだ韓国側の言い分と大差ない。
四条件は前政権で閣議決定されていた、問題があると現政権が考えたのであれば
新条件を閣議決定して覆せば済んでいたことだ。
それをやらずに特区の要件で対立する条件を設定している。
それらのやり方、つまり手続き、プロセスが問題視されているのだ。
加戸氏は参考人として結果の正当性を主張した、次は前の状態が不適切だったと
いう指摘だが、いずれも今回の「行政手続きの正当性」とは関係のないことだ。
「窃盗ではないか」という指摘に対し、貧しい人に配ったという使途の説明や、
相手も不正をしていたという説明に、嫌疑を晴らす効力はない。
いずれも論点をすり替える印象操作の類に過ぎないからだ。