先ほど、蓮舫代表のいわゆる“国籍問題”に関する弁護士・大学人から民進党への申し入れ書を公表しました。本日の記者会見に際して、のりこえねっと共同代表の辛淑玉さんからメッセージが寄せられました。
会見では取り上げる時間がなかったので、ここで紹介させていただきます。ぜひお読みください。

辛淑玉です。

 一昨日、夢を見ました。

 着物を着た私が、蓮舫の部屋にいき、土下座をしながら「戸籍の公開は、止めてくれないか」と

お願いしているのです。何度も、何度も。

 目が冷めて泣いていました。初めてのことでした。

 とても恐ろしいことです。

 出自を公開する、その行為が、どれほど多くの人を差別のどん底に陥れるかを、差別と闘ってきた人は、誰でも、背筋が凍る思いで、瞬時に理解します。

日本社会でひっそりと生きている人達を恐怖の中に、そして差別のターゲットとして晒すことは止めてください。

 今回の開示がモデルケースとなり、おそらく、それを強要する行為が横行することになるでしょう。

 愚かな、あまりにも愚かな行為を、民進党内部からの要望でやるということの絶望を、どのように言葉にしていいかわかりません。

 どうか、被差別の当事者に実態を知ってください。

 これほど悲しいことが、続くことに耐えられません。