【7月21日 時事通信社】南米ベネズエラで20日、反米左派のマドゥロ大統領が推し進める憲法改正に反対する、野党主導の24時間ゼネストが行われた。各地でデモ隊と治安部隊の衝突が起き、治安当局によると、首都カラカス近郊などで20代の男性2人が死亡、約10人が負傷した。
地元メディアによると、カラカス市内では商店がほとんど閉まり、バスも運休。道路は野党支持者でふさがれている。
野党のソロルサノ議員は「全国の商店が閉まっているという報告があり、95%の国民がストに呼応している」と成功を宣言した。一方、マドゥロ大統領は、大企業700社が通常営業をしていると主張。「平和を求める国家精神の勝利だ」と述べ、ストライキの効果を否定した。
地元ラジオによると、ストライキに絡んで82人が逮捕された。(c)時事通信社
2017/07/21 12:18(ベネズエラ)