>>762
違うよ。
数値化しても実践できないと言ってんのよ。

例えば、どれぐらいのスランプ(水の量だと思ってくれ)だとどれぐらいの勾配でどれぐらい垂れるのか、ってのは、スランプによる軟度とか振動の強さとかモノ自体の大きさ等によってある意味数値化できるし体系化できるんだけど、
それを知ったところで勾配上部へかき揚げることも仕上げを平らにしなきゃならないことも変わらんわけよ。
何立米垂れるからその分揚げるとわかっても、モノ自体の形、内部構造等によって全部毎回違うのよ。

何より、生コン屋が持ってくる配合から何から全部打ち出した全く同じ配合の全く同じ立米の生コンさえ、
車によって、会社によって、時間によって、つか常に同じもんが来んのよ。
ということは、来たもの全部を検査して実測値を取らなきゃならん。
それが二台来たらどう計算するのか、そもそも計算が合ってるのか、計算通りに行く素材なのか、開けてみるまでわからんのよ。
しかも計算通りにやっても出来んのよ。

あとね、配合ぐらいはそもそも袋に書いてある。
使い道も使い方もさ。
問題はそれを「平らに塗ること」なんだよ。
「楽譜通り」をどう演奏するか、みたいな感じかね。
ちっとぐらい違ってても上手ければおkだし、通りにやっても仕上がりがマズけりゃ話にならない。
だから数値化や体系化は出来んのよ。
こうすりゃいいって教えられても、そうなるように体がやってくれない。
こうしたいと思ってもそうそうそうはなってくれない。
殆どが感覚だから。
だから練習がいるし、経験と培った技術が要る。
要は時間が必要になる。

それでも、出来ない人は10年やってもおそらく出来ない。
センスなのか向き不向きなのかはわからんけど、どの会社にもそういう人は居るでしょ?