主婦の本音は収入重視? 夫に「早く帰って」は4割…


 政府が長時間労働の是正を柱とする働き方改革を進めるなか、夫やパートナーの帰宅時間が早くなることを望む主婦は40%にとどまることが、民間調査で21日、分かった。家族とゆっくり過ごしてほしいと願う一方で、残業が減って収入が下がることを心配する妻たちの厳しい本音が垣間見える。

 調査は今春、主婦向けの人材サービス会社「ビースタイル」(東京)の調査機関が登録者を対象に実施。夫が主に家計を支える世帯の女性801人が回答。

 夫の帰宅時間が早くなることを「希望する」と「どちらとも言えない」がいずれも40.1%。「希望しない」は19.1%だった。

 「希望する」と答えた人の中では「十分な睡眠を取ってほしい」といった夫の健康を気遣う意見や、「家族の時間を多く持ちたい」のように、子育てを意識した意見が多かった。一方「希望しない」と「どちらとも言えない」は、「収入が減る」や「(夫の食事づくりなど)家事負担が増える」で共通していた。

http://www.sankei.com/life/news/170721/lif1707210022-n1.html