http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170721/k10011068271000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_008

奈良県十津川村の貯水池で先月見つかった遺体について警察が確認したところ、6年前の紀伊半島豪雨で行方がわからなくなっていた当時37歳の女性とわかりました。
奈良県十津川村の貯水池で先月30日に遺体が浮かんでいるのが見つかり、警察がDNA鑑定をして身元の確認を進めていました。その結果、平成23年9月の紀伊半島豪雨で行方がわからなくなっていた中西麻紀代さん(当時37)とわかりました。

警察によりますと、当時、中西さんは十津川村に隣接する奈良県五條市に住んでいて、豪雨による土砂崩れで家ごと流され、その後のたび重なる捜索でも見つかっていませんでした。中西さんの自宅から遺体が見つかった貯水池までは直線で10キロ余りの距離だということです。

中西さんの兄の勇次さんはNHKの取材に対し「父と母が元気なうちに妹が見つかったことはありがたいです」と話していました。

奈良県内では、紀伊半島豪雨で中西さんを含めて15人の死亡が確認されましたが、依然9人の行方がわからないままです。

7月21日 20時29分