ウナギの幼体であるレプトケファルスに関しては、何を食べるかすらもよく分かっていなかった。そして、実に40年近く研究が進められ、ようやくアブラツノザメというサメの卵を食べることが分かり、完全養殖に成功した。

しかし、商用化には課題は山積みである。

まず、レプトケファルスの餌として与えているサメの卵は大量に入手できる類のものではなく、簡単に作れるもので代用しなければならない事。

次に、シラスウナギには雌雄が無く、自然環境で成長していく上で雌雄が決まる。シラスウナギを養殖すると、殆どが雄になるため、今は定期的に雌のホルモンを注入して無理やり雌にしているため、これもコストがかかります。


http://stonewashersjournal.com/2014/07/25/lifeofeels/2/