安倍四条件でクローズアップされた閣議決定とは?

閣議決定とは、内閣を構成する大臣全員が署名する政府の最重要文書で、
内閣法第6条には、
内閣総理大臣は、閣議にかけて決定した方針に基いて、行政各部を指揮監督する。
と定められています。
法律上、総理大臣は閣議決定を守る義務があるのです。

http://d.hatena.ne.jp/tihoujiti/touch/20111013/p1
閣議決定に関する主意書・答弁書を取り上げましたが、そこでは、

閣議決定は、
内閣の意思決定として内閣の統轄下にある行政機関を拘束するものであり
各行政機関の関係職員はその決定に従って職務を執行する責務を有する。
とされていました。

 その際は『地方自治体は内閣の統轄下にはないので、
閣議決定に抵触する条例は、必ずしも違法ではないのだなぁ。というか、閣議決定は「法」ではないから当然か…』と思いましたが、果たしてそうなんでしょうか。

 閣議決定は、内閣の統轄下にある行政機関を拘束するんだから、当然各省庁の大臣さんは拘束されます。

 したがって、各省庁が定める省令・命令の類は、閣議決定に抵触することはできません。

 そして、条例は、その閣議決定に抵触できない省令・命令に抵触できないんだから、結局、閣議決定に拘束されている、ということになる
(つまり、地方自治体も拘束されます)

石破四条件ではなく、安倍四条件
http://a.excite.co.jp/News/politics_g/20170706/Economic_75184.html