沖縄県・石垣島と西表島の間にある国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」で、高い海水温が原因とみられるサンゴの大規模な白化現象が確認され始めて約1年。回復できず死滅したサンゴが青い海の中で茶色く広がる様子を共同通信が23日、小型無人機ドローンで撮影した。

 白化は、褐虫藻が抜け出し、サンゴの骨格が透けて白く見える現象。昨年9月の時点で白化の進行が確認されていた群集は、その後死滅して色彩を失っていた。水中に潜って観察すると、魚は少なく、生気が感じられない海になっていた。

 環境省が昨年11〜12月に現地で行った調査では、約7割のサンゴの死滅が判明した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017072301001471.html
白化したサンゴ礁
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2017072301001496.jpg