米スタンフォード大学の研究チームは、ツタのように伸びていくチューブ型ロボットを開発したと発表した。
このロボットはツタや菌類、神経細胞といった自然の生命体が育つ様子をまねることができ、救助や捜索活動、医療分野での活用が期待されているという。

チューブは柔らかい材質で本体の内側に折りたたまれており、先端部分から裏返しにならないようにめくりながら、一定方向に伸びていく。
試作品は薄いプラスチックで作成されており、固定部分が空気を送って、チューブの「成長」動作を起こす仕組み。

チューブロボットはさまざまな障害物に対する耐性を試され、重さ100キロの箱の下にできたわずかな隙間に入り込む実験などが行われた。
同チームは、空気の代わりに液体を使ったタイプや、目的に応じて、大小さまざまなサイズのチューブロボットを作りたい考えを明らかにした。

チームはすでに直径1.8ミリのチューブロボットを制作。患者の体内にカテーテルを送管する際の誘導役など、医療分野での活用を考えているという。

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https://jp.reuters.com/article/robot-idJPKBN1AA0F3