北陸電力は働き方改革の一環として、来月から一部の従業員を対象に「週休3日制」などの新たな勤務制度を試験的に導入することになりました。

北陸電力は来月から来年1月までの半年間、一部の従業員を対象に「週休3日制」のほか、
仕事を終えて退勤してから次の日に仕事を始めるまでに一定の時間を確保する「勤務間インターバル」などを盛り込んだ新たな勤務制度を試験的に導入することを決めました。

このうち「週休3日制」は、休日が増える分、出勤する日の労働時間をこれまでより長くすることで、賃金と労働時間を確保するということです。
対象となるのは各部署で5人から10人ほどで、合わせて最大でおよそ100人を見込んでいるということです。北陸電力は制度の効果を検証したうえで、早ければ来年4月にも正式に導入したいとしています。

北陸電力は「電力の小売りの全面自由化に伴う競争激化などで事業環境が厳しさを増す中、これまで以上に作業効率を上げることが求められている。
新たな制度で意識を改革し、総労働時間を短縮して働きやすい職場を目指したい」と話しています。

働き方改革の一環として「週休3日制」を導入する動きは、衣料品チェーンのユニクロを展開する「ファーストリテイリング」が地域限定の正社員を対象におととし始めたほか、
IT大手のヤフーがことし4月に育児や介護をしている従業員を対象に導入するなど、徐々に広がりはじめています。

配信7月26日 1時31分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170726/k10011074481000.html