http://www.sankei.com/photo/daily/news/170729/dly1707290007-n1.html
 米スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は28日までに、火星への飛行などを目指して開発中の世界最大級の大型ロケット「ファルコンヘビー」の試験打ち上げを11月に実施すると表明した。

 ファルコンヘビーは、宇宙ステーションへの物資輸送に使っている「ファルコン9ロケット」の3倍のパワーで、定員100人超の旅客機ほどの重さがあるものを宇宙に送ることができる。全長70メートルの2段式。ファルコン9の1段目を3本束ねた構成になっており、回収して再利用する。試験打ち上げで何を搭載するかや目指す軌道は明かしていない。

 同社はこれまでに月旅行や、火星に向けた無人宇宙船をファルコンヘビーで打ち上げる計画を明らかにしている。ただ、当初2018年としていた火星への初飛行は20年まで遅れる見込みだという。(共同)

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