ソニーは8月1日、今年4〜6月期の四半期決算を発表。
営業利益は1500億円を突破し、過去最高を記録したが、プレイステーション4(PS4)の販売が振るわない。
スマホ向け画像センサーが業績を牽引し、熊本地震関連の保険金の受取りも営業利益に寄与した一方、PS4の出荷台数は昨年の同四半期の350万台から330万台に減少した。

ウォールストリート・ジャーナルは、2013年にリリースされたPS4の技術が古くなっていることが販売減少の一因だとし、2018年にはPS5が発表されると予想した。
また、マッコーリーキャピタル証券のアナリスト、Damian Thongも「2018年後半にプレイステーション5(PS5)がリリースされる」と予想しているが、Wedbush SecuritiesのMichael Pachterをはじめ数人のアナリストは、2019年になるとしている。

筆者もPachterらと同意見だ。現状の市場環境を見渡したとき、ソニーが2018年にPS5をリリースすることは合理性に欠ける。
まず、ソニーはゲーム機市場において断トツのトップシェアを誇っている。
PS4の販売台数は6000万台を突破し、Xbox OneやWii U、ニンテンドースイッチを遥かに上回る。

PS4の特徴は、半世代分のアップグレードである「PS4 Pro」がリリースされていることだ。
ソニーは同世代ハードウェアの中でよりハイエンドなゲーム機を提供したことで、従来のゲーム機に比べてライフサイクルを長期化することに成功した。
このため、Proの発売から1年半しか経っていないタイミングでPS5をリリースするのは、間隔があまりにも短い。

さらに、ソニーは「The Last of Us 2」や「God of War」などのビッグタイトルを近くリリースする予定だ。
これらのタイトルは次世代ゲーム機でもプレイできるかもしれないが、PS4を主たるプラットフォームとして開発されている。
2018年もPS4の拡販が期待できるのに、PS5をリリースするのは機会損失を招くことになる。

■ PS5のリリースは2019年が有力

これらの理由から、PS5をリリースするのであれば、2019年が最適なタイミングだと言える。
2019年は、PS4の発売から6年後、PS4 Proの発売から3年後に当たる。
ソニーが再びPS4 Proのようなアップグレードを行うのか、次世代ゲーム機をリリースするのかは不明だが、恐らく後者の可能性が高いだろう。

2019年のホリデーシーズンのリリースとなれば、マイクロソフトのハイエンドゲーム機「Xbox One X」のリリースから2年後、ニンテンドースイッチのリリースから2年半後となり、
両社にとっては大きな脅威となる。かつて、ソニー、マイクロソフト、任天堂はゲーム機をほぼ同じ時期にリリースしてきたが、現在ではタイミングがバラバラになっている。

2019年であれば、新ハードウェアをリリースするのはソニーだけになる可能性が高く、それまでにPS4の販売をさらに増やすことができる。
ソニーが仮に2018年のゲーム見本市「E3」でPS5のティーザーを発表するとしても、公開する情報は最小限に留めるだろう。
同社は冬か春での発表に向けて準備を進め、2019年の秋か冬にリリースする可能性が最も高いと思われる。

http://news.livedoor.com/article/detail/13434344/

★1:2017/08/05(土) 17:00:54.72
http://asahi.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1501920054/